2021年2月の記事一覧

【陸上競技部】potentiality

こんにちは。

本校では本日から学年末考査がスタートしました。

考査期間中もオンラインにて各生徒の状況は把握していますが、勉強に専念している者、勉強の合間を使ってトレーニングを継続している者など個人の状況によって様々です。

勉強が最優先ではありますが、考査後はいよいよシーズンインが近づいてきますので、勉強の息抜きに補強などの軽いトレーニングの実施を勧めています。

テーマのpotentialityは底力、可能性、潜在などと訳されます。(とGoo…先生が仰っていました)

このテーマを考えたきっかけがこちらの写真です。

密集を避け、ある山に行ったところ、こちらの木々を発見しました。

画像では分かりませんが、山中にいるとミシミシと音が鳴っています。

よく見ると真ん中の3本が頂点の方で重なっているのが分かりますか?

この写真を見てどのように感じるでしょうか?

 

私は2つのことを感じました。

1つ目は1番左の木が倒れかかっており、それを他の2本が支えている「助け合いの精神」を感じました。

自然も人間も助け合って生きているのだと改めて感じました。

 

2つ目はこの写真には見えませんが、どんなに風が吹いていても動じていない木々の姿を見て、幹の太さと根っこの大事さを痛感しました。まさにテーマの”底力”を感じます。

今までも常々、根っこの重要性を伝えてきましたが、いざ根っこを目の前にして(実際は目には見えないです)、いかに根っこがすべての支えになっているのかを実感しました。

これは木だけではなく、人間もスポーツも一緒だと思っています。

部活やスポーツでいえば根っこは”基礎の動き”に該当します。

この冬季練習はコロナ禍で例年通りの練習にはなっていませんが、反対に例年よりも筋トレなど基礎的なトレーニングが充実したとも考えられます。

コツコツと積み重ねてきた成果は必ず力になっています。

今はその成果は目に見えるものではないかもしれません。

でも、根っこのように必ず基礎となる土台になっていると信じています。

また、それは本校を受験してくれる中学生の皆さんにも当てはまります。

学力検査まで今日を含めて2日となりました。ラストスパートだと思いますが、自分を信じて思いっきり力を出し切ってください!そして、是非グラウンドで一緒に練習しましょう!

本校生徒も受験生の皆さんも春に大きな花を咲かすために今を踏ん張りましょう!

顧問:中山

【陸上競技部】Continuation is power

Continuation is power:今回のテーマは直訳ですが「継続は力なり」です。

オンラインにて日々の報告を受けていますが、自主練習が始まってまもなく2か月が経過します。

多くの成長が見られる中で、今回はテーマである「継続は力なり」を教えてくれた部員を紹介したいと思います。

 

No.1 ※順位ではありません。ただ、顧問が英語を使いたがっているだけです。

 彼女は秋口から目の色を変えて競技に取り組んでいたのですが、自主練習が始まった当初にその子に合わせた課題を2つ提示していました。1つ目は短距離選手ですが、今は長い距離を走って、基礎体力を上げること。2つ目は小さい動きで良いので、とにかくその場で早く足を動かせるようにすることです。1つ目はタイムを測って日々の成長が明確に表れます。オンラインでの報告でも私が「えっ!」って驚くぐらいの距離を積んでおり、本人の強い意志を感じていました。始めの1か月はなかなかタイムは伸びませんでしたが、1か月を過ぎたごろから徐々にタイムの短縮が見られ、最近は走る度に自己ベストを更新する驚異の成長ぶりです。まさに継続は力なりです。

何よりも学校生活ですれ違う時の表情が非常に引き締まった良い顔をしていて、私は大変嬉しく思っています。

 

No.2  

   もう一名も学校で見かけると表情が非常に良い生徒です。この生徒は以前にも紹介しましたが、中学3年時に膝の前十字靭帯を断裂して高校に入学した後もリハビリを続けながら、ようやく秋シーズンに試合に出られるようになった生徒です。

 冬季練習も練習しては痛めて、治って練習しては痛めてということで、苦しい日々が続いていました。そんな状況で自主練習期間に突入したのですが、オンラインでの報告はメニューがびっしりと長文が送られてきます。それも、たまにではなく、毎回の報告が長文です。高校1年のシーズンは悔しい思いが多かっただけに来シーズンにかける思いは人一倍だと感じます。先日に久しぶりに動きの確認をしたところ自主練習前とは動きが顕著に変化していました。もちろん良い方向にです!課題であった臀部のトレーニングが功を奏してドリルが安定してできるようになっていました。これは間違いなく日々の地道なトレーニングの成果です。顧問バカですが、今までの苦労をずっと見てきたので、ちょっと感動してしまいました。

 

以上、今回は2名を紹介しましたが、努力している過程に一緒に関われることが顧問として非常に嬉しく思います。度々、書いていますが、部活動は結果だけがすべてではないと思っています。どんな過程ががあって、どんな結果になって、その結果が良かれとも悪かろうとも、その結果からどれだけ生徒が成長できるのかが大事だと考えています。

 

最後に・・・

最近、日々のオンライン課題に私のメッセージやスポーツ選手の名言を記載しています。その一例をご紹介して今回のテーマを閉じたいと思います。

 

適当にやって結果が出るなんて嘘ですよね。凄く苦労したからこそ、結果が出ると思う”by鈴木隆行(サッカー選手)

0から1にするのと、1から2にするのとでは難しさは全然違うby渡邊雄太(バスケットボール選手)

ヤシの木は根を張るのに10年かかるが、11年目からは急速に生長し始めるそうです。スポーツも基礎という根っこさえできれば急激に成長していきます。冬季も終盤です。限られた環境の中で、どんな行動ができるかだと思います。by中山勝秀(顧問)

顧問:中山

【陸上競技部】Additional Time

緊急事態宣言の延長から約1週間が経過しました。

部活動の停止が継続されると決定したのが5日の金曜日なので、今日でちょうど1週間です。

我が部では事前に心と今後の準備をしていたため、5日(金)の昼休みには全部員を集めて変更になった今後の予定と今の気持ちをを率直に伝えました。

オンラインで日々の活動報告を見ていますが、やはりモチベーションには差が出ているのが現状です。練習していないことを咎める気持ちは全くありません。目指すべき目標はそれぞれですし、何より私自身が生徒の立場であったらということを想像すると何とも言えない気持ちです。

しかし、生徒に伝えたのは「どんな内容であっても報告はきちんとしよう」ということと「私は競技力の高い人を応援するわけではなく、一生懸命頑張りたい人や強くなりたいという気持ちを持っている人を全力でサポートするよ」という2点です。

オンラインはすぐにつながることがメリットですが、顔が見えないのがデメリットです。だからこそ言葉のチョイスや報告の有無が非常に重要だと考えています。直接会えないからこそ、相手のことを考えて、想像する力が求められていると思います。大事な根幹が崩れていしまっては活動再開後も良い関係で練習できないと思い、生徒たちには苦言を呈しました。

また、12月25日の活動を最後に約1か月が経過し、さらに1か月延長になったので、さすがにこのままオンラインだけで続けるのは難しいと考え、これから1人ずつ面談をしていくことに決めました。この発想は先輩の先生に頂きました。時間が取れる分、じっくりと話をして今後のことを一緒に考えたいと思って面談をすることにしました。

早速、2月10日の水曜日から面談を開始しています。私は2年男子からで、もう一名の顧問は2年女子から開始しています。2年生は昨年に休校期間を経験しているので、上手くモチベーションを保って近隣の公園や市営の体育館のトレーニングジムを利用して練習しているようです。2年生は来シーズンが最後になるため、不安も大きいと思いますが、気持ちを切らさずに今できることをコツコツと取り組んでいることがよく分かりました。

 

そして、オンラインでの方もさらに充実させています。

1人1人の報告にできるだけ返信をして、取り組みについてのアドバイスやおススメのトレーニングを個別に提供するようにしました。今までは現在のトレーニング状況を把握することを目的としていたため、報告を確認するだけでした。時間が経過して少しずつ個人個人の練習内容が分かってきたので、具体的なアドバイスを開始しました。ある生徒には言葉では説明できない内容だったので、昼休みに体育館で動きの説明をしたりとオンラインと直接指導のハイブリッドでサポートしています。

今後は本校の核となるスプリントドリルの解説動画を配信できるよう準備を進めています。

今日から中学生の願書受付が始まりましたが、準備している動画は新入生にとっても非常に役立つ内容になると思います。受験生の皆さんは今が最も不安で苦しい時かもしれませんが、春は目の前まで来ています!

最後の力を振り絞って、春には是非一緒にグラウンドで汗を流しましょう!応援しています!

 

最後に、サッカー部の投稿にもありましたが、我が部もサッカー部を真似てアクセスカウンターを2月初旬より始めました。現時点で「439」となっており、開始してから約10日間で439人もの方に見ていただき、驚きと共に感謝でいっぱいです。特に数値の目標は定めていないので、今後もできるだけ多くの方に見てもらえるよう本校の取り組みを発信し続けていきたいと思います。

今後とも陸上競技部をよろしくお願いいたします。

顧問:中山