2021年1月の記事一覧
【陸上競技部】Self Training
昨日のミーティングを経て、今日から本格的にオンラインでの練習報告が始まりました。
ミーティングでも話しましたが、それぞれモチベーションも異なるので、練習ができなかった時は素直に報告をして、何か気になったことなど何でも構わないので、一言送ってほしいと伝えました。これは一人一人を管理するのが目的なのではなく、一人一人の課題に合ったアドバイスをすることが趣旨で始めているからです。
そして、続々と報告が届いてきたのですが、良い意味で驚きでした!
ある男子生徒の練習内容は「縄跳び1000回、腹筋50回」でした。1000回!!
ゼロの数か違うのではないかと思ってしまったのですが、本人に確認したところ
今まで練習を怠ってきたので、今日から頑張った!とのことでした。
他にも4キロ走った女子生徒や腹筋30回・背筋30回・腕立て伏せ30回を3セットした女子生徒などそれぞれが自分の課題に真っ直ぐに向き合っているということがヒシヒシと伝わってきて、非常に勇気をもらいました!
顧問も全体に対しても個人に対しても効果的なアドバイスができるようにと心を新たにしました。
先日、テレビ番組である高校の男子新体操部の特集をしていました。コロナ禍でのリモート全国大会までの軌跡を追っていたのですが、コロナに加えて夏の豪雨災害も重なり、電気もつかない、練習場所もないような中で、奮闘している姿に感動しました。
その監督さんは「制約のたくさんあった中でも、この中でやり切るからこそ価値がある」とコメントしていて、同じ指導者として胸に刺さりました。
全国大会では残念ながら目標には届きませんでしたが、結果だけでなく最後まで“やり切る”ことができたという経験が何よりの財産になると感じました。
モチベーションの維持が難しい状況ですが、今日よりも明日、明日よりも明後日というように一日一日を大切に一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。
顧問:中山
【陸上競技部】Meeting
本日の放課後、今週2度目のMeetingを行い、オンライン教材の操作方法やビデオ通話の仕方を説明しました。
操作方法に加えて、毎日の自主練習内容を送信することや私からの動画提供をしていくことなどの予定を伝えました。
生徒も私もまだ戸惑っていますが、挑戦を重ねて有効に活用していきたいと思います。
この挑戦を通じてメディアではよく聞いていたとはいえ、いざ自分で行うことで得られることは非常に多いと感じています。まさに「百聞は一見に如かず」そして「百見は一験に如かず」です。
まだまだ始まったばかりですが、一度動き出したらあとは加速していくだけです。自転車も自動車も止まっている状態から動き出す時が最もエネルギーが必要となります。
これからは私たち顧問と生徒の双方向の力を結集してこの状況を乗り切りたいと思います!
余談ですが・・・
今年の箱根駅伝で大活躍した大学の監督さんの言葉に勇気をもらいました。
「名前やタイムが走るんじゃない。人が走るんだ」
持ちタイムの速い有名選手にもひるまないよう、相手との対戦よりも自分の力を出し切ることに集中させたことが飛躍の原因だったようです。(https://news.yahoo.co.jp/articles/1e871ff6401bdcec36fefa6a67c2d5200bff59fcより)
この大学は創部以来初の快挙を成し遂げたのですが、失礼ですが決して上位の常連校ではありませんでした。
我が部も決して県大会などの上位大会の常連校ではありません。
隣で走る人が有名な強豪校っていうだけで尻込みした経験が私にもあります。
強豪校の力は私たちにどうにかできるものではありません。
変えられるのは、私たちの取り組みと考え方だと思います。
相手ではなく自分たちの力を信じて、自分たちの力を出し切れるように日々鍛錬していきたいと思います。
顧問:中山
【陸上競技部】Preparation
ただいま、Online教材のPreparation(準備)を進めています。
今まではオンラインでの部活はこれっぽちも考えていませんでしたので、苦戦しています。
メディアでも伝えられていますが、こういう危機的状況を契機として一気に時代が進むと言われています。
「今までできたのにできなくなった」ことがある反面、「今までできなくなったことができるようになった」こともあることに改めて気付かされます。
毎年発表される「今年の漢字」の2020年は1位が「 密 」なのはよく知られていると思います。
あまり注目されませんが、2位「 禍 」、3位「 病 」、4位「 新 」、5位「 変 」と続いています。
上位3つまでは暗い雰囲気がありますが、私は4位からは希望が見えてきているように感じます。
この状況下で新しいこと・変化をしなければならないと考えればネガティブですが、こういう状況になったからこそ
新しいことにチャレンジができ、変化することができると前向きに考えることもできます。
大事なのは「何を」新しくして、「どのように」変化していけるかだと思います。
以前、ある方からもらった「進むことって後ろを向きながらでもできる」という言葉を思い出しました。
この状況のもと、できないことを嘆きながら進むこともできるし、
できることを探し続けて進むこともできる。
せっかくなら今までの考え方を新しくして、前向きに進んでいきたいと思います。
顧問:中山
【陸上競技部】Online challenge!!
大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年も陸上競技部をよろしくお願いいたします
さて、全体練習ができなくなってから3週間強が経過しました。
当初の予定では今週から再開する予定でしたので、昨日に今後についてのミーティングを行いました。
2月7日に緊急事態宣言が解除されても学年末考査があるため、最大8日間しか練習をすることができません。
どこの高校も同じ状況とはいえ、非常に危機的な状況です。
私も年始から色々と今後の構想を練っていたのですが、ようやく腹が決まりました!
キーワードは”マインドチェンジ”と”オンライン”です。
まずは、こういう状況だからこそ今までの冬季練習の概念を捨てて、新しい発想や考え方に切り替えました。
セオリーでいけば冬季練習は基礎体力を高め、シーズンに向けた土台をつくる時期です。しかし、練習環境を考えるとそれを100%実施していくには無理があると考え、練習量ではなく練習の質に重点を当てることとしました。
全体練習では人によって得意なメニューも苦手なメニューも混在しています。
一方、個人練習では自分の苦手なメニューに専念ができます。
我が部ではここに着目して、苦手であったり、課題としている動きにとことん向き合うことで来シーズンの飛躍につなげます。
そのためにも生徒との個別のコミュニケーションが大事になってきます。
そこで、直接練習を見られないため、オンラインでのやりとりを始めることに決めました。
オンライン動画や日頃の練習内容をメールで送ってもらったり、全体でオンライントレーニングをしたりということを計画しています。
今日は新しく作成した陸上競技部2021というグループに登録してもらう作業をしました。
今週中にもう一度ミーティングして動画の投稿など細かい操作方法を説明して来週から本格始動を考えています。
こういう状況になって私自身、指導者としての真価が問われていると感じています。
決してオンライン操作は得意ではありませんし、できないことを考えればいくつでも挙げられます。
ですが、いつもと違う状況だからこそ、どの学校にも平等にチャンスがあると思います。
施設の充実さなどの練習環境、強豪校の伝統、今までの実績すべての根底が崩れた今、ありきたりですが本校や私にとってはピンチがチャンスになっています。
できないこと探しは私のモットーに反します。
できない環境の中で、どうやってできることを探すのか。今は、マインドチェンジとオンラインでこの状況を打破していきたいと強く思っています。
今後もオンラインの様子などを随時お知らせいたします。
顧問:中山